計算問題について
初級シスアドの試験では「計算問題をいかに速く確実に解くか」がとても重要です。合格へのカギを握っているといってもよいのではないでしょうか ?
そんな計算問題を苦手にしている人が結構いるようです。
当サイトに『シスアド 計算問題 解き方』というキーワードでたどり着いた人もいるようなので、「それならば少しでも苦手意識をなくしてあげましょう !」と思い、急遽、計算問題についてのページを追加してみました。
計算問題の特徴
計算問題は難しいという意識をもう少しやわらげるために、近年に出題された計算問題を調べてみました。すると最低でも 2種類の問題があることがわかります。
一つは計算問題であって計算問題ではない問題。もう一つは純粋で簡単な計算問題ではあるけれど、面倒に感じるような文章で出題し混乱を狙っているもの。
以上2種類の問題があります。
計算問題であって計算問題ではない問題
矛盾したタイトルですので、 分かりやすいように例を挙げてみます。
平成15年の秋試験の問15の問題を見てください。
設問15
機能が異なる 2 個の部品 a と b を、直列に接続することによって
構成されるシステムの稼働率として、最も近いものはどれか。
ここで、部品 a と b のMTBF と MTTR は表のとおりである。────────── 部品 MTBF MTTR ────────── a 20日 2日 ────────── b 33日 3日 ──────────ア 0.833 イ 0.909 ウ 0.913 エ 0.917
上記の問題は一応計算問題になっています。 この問題、計算は少々面倒ですが問題自体は難しいものではありません。 ですが、計算に至ることができない人がいるかもしれません。
なぜでしょうか?
そうです、もうすでに分かった人がいるかもしれませんが、これは計算問題に見せかけた用語問題です。
MTBF、MTTRの意味が分からなければ、どうすることもできません。 逆にMTBF、MTTRの意味さえ知っていれば、なんとか計算をすることができる問題です。
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